商社機能を持ったコンサルタントのネットワークを作る。
私は、8年間、松下電器産業株式会社の販売会社で営業をしていました。 販売会社の役割は、松下電器産業株式会社の商品をエリア内で流通させること(卸業務)、販売店への請求業務と回収業務(ファイナンス業務)、そして販売店を開拓、育成する業務がありました。 また、販売会社は地方での商社機能を持つ会社もありました。 商社機能を説明します。 山口県の事業者が開発した商品を販売会社が分析し、販売方法を検討します。 そして、販売会社が持つ山口県内の販売ルートでテスト的に販売展開しPDCAを行い、魅力ある商品に育てて行きます。 次に、中国地区の販売ルートに商品を流通させて、市場の状況を見ながら新たな販促手法を構築します。 ここで、全国に通用する商品と判断すれば、全国ルート展開に向けた審査を受け、ゴーサインがでれば、全国に流通させます。 このように販売会社には、地方拠点での商社機能を持ち、コンサルティング機能も合わせ持つ会社がありました。 私は、この商社機能とコンサルティング機能を持った販売会社につとめて、多くの経験と実績を積む事ができました。 しかしながら、約15年前から始まった流通革命にて、販売会社の機能は縮小され、インターネットの普及により、 効率良くメーカーから販売店、量販店への流通やファイナンス対応が可能になったことから、販売会社は地方から消えていく、または、大幅なリストラの対象になりました。 現在、地方(福岡などの地方都市は除く)には、商社機能・コンサルティング機能を持った販売会社は存在してないのが実情ではないでしょうか。 地方の産業を活性化させるためには、この商社機能・コンサルティング機能を持った販売会社に変わる媒体が必要です。 その変わる媒体とは、マーケティングを得意とし、地方で活動する商社機能を持ったコンサルタントであると私は考えています。 故に、全国の商社機能を持つコンサルタントが連携して、ローカル to ローカル のネットワークを構築しインフラをつくり、事業者の販促活動をコンサルティングして行く機能を作りたいと私は考えています。