ワクワクするコラボレーションを創発していきたい。
今や経営やマーケティングにコラボレーションを戦略として組み込むのは当たり前になってきました。
私は、コラボレーションはワクワクするものにしないといけないと思います。
そのためには、価値のあるコラボレーションを起こす必要があり、コラボレーションを創発する機会も大切なものとなります。
そこで、コラボレーションを創発する3つの取り組みを行っています。一つがビジネス交配会、そしてコラボ発創塾、3つ目がコラボネットワーク_JAPANです。
ビジネス交配会って何ですか?
異業種交流会やビジネス交流会の代わりにビジネスパートナーと始めたのが「ビジネス交配会」です。
このビジネス交配会では、4人構成でのグループで限られた時間(90秒~120秒)で自己PRをしていただきます。
この自己PRにおいては、特別な手法を用います。参加された方のみが得られます。
相手に自分の事をより認知してもらうには、自分の強みを知っておく必要があり、自分自身の資産(経営資源または知的資産)を棚卸する必要があります。
ビジネス交配会では、この棚卸をするという行為に気づいていただき、棚卸した資産がどのような価値があるのかを第三者の視点から知るワークショップを行います。
そして、棚卸しした資産(強み)を公開することによって、グループ内で各自の強みを組み合わせたコラボを生み出すことを考えて行きます。
ビジネス交配会では、たとえ20名、50名と参加者があっても知り合えるのは7名程度です。
しかしながらコラボが生まれるきっかけとなる濃い交流ができるのがビジネス交配会です。
最近では参加された方々から、「量」のビジネス交流会、「質」のビジネス交配会と呼ばれ始めました。
繋がる→良く知る→コラボのきっかけを生み出す。これがビジネス交配会です。
コラボ発創塾って何ですか?
コラボレーションを創発するために、弊社で開発したプログラムを運用するのがコラボ発創塾です。
コラボレーションの意義などを学び、マーケティングやブランディングを連動させてコラボレーションを創発していくのが目的です。
3回~5回でカリキュラムを作成し運用します。このプロセスを実施していき、課題も出ますが対応して行く中で、実践者にとってはノウハウが蓄積されていきます。
これをコラボレーションの過程から習得できる知的資産としています。
コラボ発創塾では、グループコラボとオープンコラボを同時進行で行います。
グループコラボは、任意に設定した4名のグループでコラボレーションを創発していこうとカリキュラムに沿ってコラボレーションの創発を目標にします。
オープンコラボは、コラボ発創塾に参加された人たちが自己プレゼンの結果、グループ内とは別に自発的にコラボレーションを創発していきます。
繋がる→学び合う・教え合う→コラボを創発する。これがコラボ発創塾の流れです。
コラボネットワーク_JAPANって何ですか?
2009年に山口大学の某准教授の仲介にて、アクティブラーニング社の羽根拓也氏とやまぐち総合研究所の中村伸一が知り合い、中小企業の活性化を目的に
生れたのがコラボネットワークです。2009年から山口県でコラボネットワークのワークショップを展開してコラボを創発する手法を構築してきました。
2011年から高知市でコラボネットワークのワークショップが開催されるようになり、ここで大きく進化、発展しコラボネットワーク_JAPANと名称も改めました。
2012年には高知市でコラボグランプリも開催され、マスメディアにも取り上げられるなど、注目されるイベントになりました。
ビジネス交配会そしてコラボ発創塾もコラボネットワークで構築された手法を取り入れています。
この3つのコラボレーションを創発する取り組みが、やまぐち総合研究所が持つコラボ創発のコンテンツで、企業、自治体、商工団体に採用されています。
やまぐち総合研究所では、コラボレーションを評価するためにコラボ創発率というKPI(重要業績評価指標)を設定しています。
ビジネス交配会のコラボ創発率は40%、コラボ発創塾でのコラボ創発率は80%と、高いKPIを維持しています。