【中村伸一所長のコラム】 山口市産業コーディネーターを振り返って!
今、全国でスタートアップが活発に行われています。
山口市では、山口市産業コーディネーター事業が2004年8月〜2009年3月まで行われていました。
県外のスタートアップを視察してきましたが、この山口市産業コーディネーター事業は、まさしく今のスタートアップの取り組みです。
10年前に山口市ではスタートアップが始まっていたのです。
ここから多くの創業者、事業家が生まれ、山口市は創業施策の進んだ自治体でした。
僕は、山口市産業コーディネーター事業でのシニアコーディネーターをつとめていました。
この山口市産業コーディネーター事業は、2003年に発表された山口市産業振興ビジョンの施策としても組み込まれていました。
この山口市産業振興ビジョン策定にあたっては、僕が山口市産業振興ビジョン策定協議会の委員に選出されていたことから、協議会の際に、
新産業・新事業創出プロジェクトとして山口市産業コーディネーター事業を提案、提言していたものです。
5年間、山口市で新産業・新事業創出プロジェクトに関わる中で、成果の生まれたもの、実現できなかったものがあります。
実現できなかったものが、今後の山口市や地方にとって必要なことだと考えて、山口市産業コーディネーター事業終了後に新事業創出の為にコラボレーションを起こしていくという活動に着手しました。
コラボレーション思考による事業創出は、山口県だけでなく、九州、中国地区に拡がりました。