第2回 顧客共有化戦略セミナー開催報告
4月14日、(株)山口コミュニケーション様と共同で顧客共有化戦略セミナーを開催しました。 会場は、明屋書店 MEGA大内店。共有ポイントカードであるブルーカードの加盟店です。 さて、今回は、5社6名の参加がありました。 前回の本セミナーでは、1社が顧客共有化戦略での販促に取組み、自社主催の展示会で過去最高(山口県内)の売上げを達成されました。 まずは、やまぐち総合研究所有限会社の所長 中村伸一より、顧客共有化戦略についてのレクチャーです。 顧客共有化戦略の一番のポイントは、セグメント(客層)を分析しての販促手法に取り組むこと。 ここには、セグメント展開では、無差別型マーケティング、差別型マーケティング、差別型集中マーケティングが 考えられます。しかしながら、今の消費者は、生活が多様化しているため、もう一歩踏み込んだセグメントが必要です。 それが、パーソナルマーケティング、そしてコミュニティマーケティングなのです。 事例を踏まえながらご説明しました。 そして、顧客共有化戦略の重要なツールである共有ポイントシステムの解説に入りました。 私は、20年前にガソリンスタンド用POSシステムの営業をしており、POSシステムと連動した顧客カード戦略についても かなり勉強しました。 20年経ち、既に事業者単体が行うハウスカード(自社カード)では、顧客開拓が難しくなっています。 それは、なぜなのか。 このセミナーは、ハウスカード(自社カード)ではこれからの事業活動を支えられないことを知ってもらう意味がありました。 そこで、ハウスカードと共通ポイントカードのメリット、デメリットについて解説しました。 共有ポイントカードは、消費者購買行動のインフラだと私は考えています。 消費者購買行動のインフラである共通ポイントカードを採用される事業者は、これから益々増えてくるでしょう。 ここで考えないといけないのが、市場に出回っている共通ポイントカードは、大手企業しか加盟できない事。 地方の企業が加盟店なるのは、非常に難しい。 そこで、弊社が連携して取組みをスタートさせたのが、(株)山口コミュニケーションズのブルーカードでの顧客共有化戦略なのです。 ここで、説明者が(株)山口コミュニケーションズの吉田取締役に変わります。 カードでポイントが循環する説明から始まりました。 そして、ブルーカードの一番のウリであるポイントがブルカという商品券に変わり、消費者がブルーカード加盟店であればどこでも 買い物ができること。 そして、消費者の趣味、趣向、専門性、こだわりに着目した販促ができることにあります。 ブルーカードについては、会場から多くの質問が寄せられ、気づくと終了時間を30分オーバーしていました。 終了後、ブルーカード加盟店に申し込みたいという企業がありました。 2日後、(株)山口コミュニケーションズと契約を交わされ、1社3店舗での顧客共有化戦略がスタートします。 5月には、顧客共有化戦略での販促活動がスタートする予定。 どのような成果があらわれるか楽しみです。