10月 24th, 2015 yamasoken
先日、ある企業の営業社員研修にてリテールサポートの販売支援機能を説明しました。
40代後半の方からは、「昔、取組んだ事があるけど、忘れていた。」「そういえば昔、リテールサポートを研修で学んだ事がある。」
20代の方からは、「斬新な方法ですね。」「このような販促支援は初めて知りました」
というような声を多数いただきました。リテールサポートが活用されてない事がよくわかるとともに、ちゃんとリテールサポートに取り組めば効果のあがる販売ができるのにと、残念に思ったしだいです。
1980年代は、販売会社や卸会社の営業社員が小売店の販促を手伝い、手法も教えていた。
しかし、今は販売会社や卸会社の縮小から小売店への販促支援ができなくなった。
もっといえば、販売会社や卸会社で販促支援ができる人がいなくなった。ともいえるでしょう。
今の小売店は、販促手法を自分で考えなければなりません。しかしながらわからないことを聞く事もできないのが現状。そこで、リテールサポートが再注目されているわけです。
しかし、1980年代のリテールサポートの機能では現代にマッチしません。
ITを取り入れ、販促データの活用が重要になるとともに、情報発信力の強化も求められます。ご存知のように、インターネットの普及により自らがいつでも情報を発信できるようになりました。
この情報発信をビジネスに活かすには、PR力を身につけることが先決であり、リテールサポートの中にもPR力が組み込まれます。
また昨今、通常の取引契約は結ばれにくい状況です。しかし、自社が持つ経営資源を、企業×企業、企業×個人事業、個人事業×個人事業にて共有化、連携(Share)できるのが今のビジネスの特徴です。
そして、販売に関しては、市場占有率(Share)の1位を狙う戦略または目標が必須です。
そこで、リテールサポートにShareという概念を取り入れたリテール・シェア・サポートのメソッドがこれらの小売店には必要不可欠なものになります
Posted in 中村伸一所長のコラム
10月 23rd, 2015 yamasoken
【リテール・シェア・サポートを導入する】
1980年代、リテールサポートは活発に行われていました。
リテールサポートは、小売店支援と訳されています。販売会社、卸会社、製造メーカーが
自社の商品を小売店から多くの消費者に買っていただくために支援することをいいます。
リテールサポートには、販売支援、物流サービス支援、情報化支援という3つの機能があります。
私は、今から23年前に松下電器産業(株)の販売会社にて8年間リテールサポート営業に従事して、販売店の販促を手伝っていました。
情報化支援をするための装置であるPOSシステムの営業もしていました。当時、松下電器産業(株)とアサヒ飲料(株)とが提携し、酒販店にPOSシステムの導入を進めていました。アサヒ飲料(株)のリテールサポート営業マンは、POSシステムの販売データから売上げを分析し、酒販店における自社の商品の占有率向上を目指し、売れる棚の確保、効果的なPOPを作成して販売に結びつけるといったリテールサポートを実践していました。
アサヒスーパードライが1998年にビール部門でシェア(市場占有率)が1位になったのは、リテールサポート力も活かされていたからだといえます。
リテールサポートは、最初は小さなところからの積み重ねになりますが、大きな成果に結び付く手法でもありました。
しかしながら、1990年代になると業務の効率化、特に物流サービスの効率化がメーカーで取組まれることになり、販売会社、卸会社の不要論が世の中で言われ始めました。そして販売会社、卸会社の縮小、特に地方からは撤退が始まりました。
また、インターネットの普及によって、製造小売り→消費者というビジネスモデルが浸透していくにつれ、リテールサポートという言葉すら死語のようになりました。
ところが近年、リテールサポートが各業界で再注目されるようになりました。
何故でしょうか。それは、販売支援機能が小売店で必要になってきたからです。
Posted in ビジネス見聞録, 中村伸一所長のコラム
8月 6th, 2015 yamasoken
9月16日、徳山商工会議所で開催される「お客様の心理を掴む 販売戦略の基本」にて講師をつとめます。
販促実践を中心にした販売戦略を学ぶセミナーです。
販促実践者ならびに担当者、そして創業したての方々に是非、参加していただきたいセミナーです。
お申し込みは、徳山商工会議所まで、、、
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